今月の特集

日本茶特集

本のお茶

川口葉子 抄訳・文  藤田一咲 写真/KADOKAWA

748円

明治39(1906)年にニューヨークで刊行、世界中で翻訳されベストセラーとなった岡倉天心著『茶の本』(The Book of Tea)。100年読み継がれる天心の言葉は、茶道の精神、礼法を通して日本やアジアの文化、価値観を世界的な視点でとらえた、今こそ触れておきたいものばかり。『茶の本』のエッセンスを、カフェやお茶を愛する現代人に向けて美しいカラー写真とわかりやすい意訳でまとめた、心を落ち着ける一杯のお茶のような本。

茶聖 Sen no Rikyu

伊東潤 箸/幻冬舎

2,090円

真の芸術家か、戦国最大のフィクサーか―。「茶の湯」という一大文化を完成させ、天下人・豊臣秀吉の側近くに仕えた千利休。その謎めいた心根と切腹の真相に迫る歴史大河ロマン。

日本茶のすべて

今井久雄 監修/笠倉出版社

1,320円

日本茶ができるまでの製造工程から分類、代表的な茶葉の種類や風味の特徴、全国の名産地マップに用語解説まで日本茶がより美味しくなるイロハを解説!

日日是好日

森下典子 箸/新潮社

649円

お茶を習い始めて二十五年。就職につまずき、いつも不安で自分の居場所を探し続けた日々。失恋、父の死という悲しみのなかで、気がつけば、そばに「お茶」があった。がんじがらめの決まりごとの向こうに、やがて見えてきた自由。「ここにいるだけでよい」という心の安息。雨が匂う、雨の一粒一粒が聴こえる…季節を五感で味わう歓びとともに、「いま、生きている!」その感動を鮮やかに綴る。

日本茶ソムリエ・和多田喜の今日からお茶をおいしく楽しむ本

和多田喜 箸/二見書房

1,540円

知って淹れると日本茶はもっとおいしい。茶葉ひとつで無限に広がる日本茶の世界。ふだん何気なく飲んでいるお茶がもっとおいしくなる秘訣、たっぷり伝授します!

「日本茶」事始め

繁田聡子 箸/キクロス出版

1,540円

国際線のキャビンアテンダントから老舗のお茶屋に嫁いで40年。そこには、彼女だからこそ伝えられる「日本茶の魅力」があります。ぜひ訪ねて、雫の一滴まで堪能して下さい。

お茶壷道中

梶よう子 箸/KADOKAWA

1,870円

御茶壺道中にあこがれ、葉茶屋の奉公人となった仁吉。お茶を愛する商人の、一途な想いは、だれに届くのか。お茶が映し出す江戸と、幕末の変遷を描いた長篇小説。

千年茶師の茶房録

道具小路 箸/KADOKAWA

748円

将来の夢もなく、就活も早々に終えた藤堂。とある理由で静岡市の商店街、小梳神社近くにある緑茶専門店「お茶の燎」を訪れた彼は、作務衣を着た威圧感のある若い店主と、高貴な雰囲気を纏った和装の男・市松と出逢う。店に通い常連客たちと触れ合ううちに、次第にお茶の魅力にハマっていく藤堂だが、この店にはまだ自分の知らない秘密があるようで―?

茶の世界史

門山栄 箸/中央公論新社

836円

一六世紀に日本を訪れたヨーロッパ人は茶の湯の文化に深い憧憬を抱いた。茶に魅せられ茶を求めることから、ヨーロッパの近代史は始まる。なかでもイギリスは独特の紅茶文化を創りあげ、茶と綿布を促進剤として伸長した資本主義は、やがて東洋の門戸を叩く。突如世界市場に放り出された日本の輸出品「茶」は、商品としてはもはや敗勢明らかだった。読者がいま手に茶碗をお持ちなら、その中身は世界史を動かしたのである。

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